人生の青二才

人生の青二才

生き抜くことの難かしさに
なげかはしい心で
思ひわずらふことよさう
私の最愛の友よ
私はそれよりも死を手招くことで
一日を生きのびようと思ふ
そして死が迎へにやつてきたら
お前を招いた覚えがないとうそぶかう

楽しい我々の人生よ
これほどまでに精神を砂利のやうにされて
それでゐて君と僕とが突立つてゐることに
ほんとうの意義のあることを感じ合はう
犢をたらふく喰つた瞬間の勇気をもつて
蕃人のやうに喧嘩を売りにゆかう
我々はまだ人生の青二才だ、
がまんのならない一秒間のために
元気を出せ


世界の力

どこへ行つても
新しいと言はれる人間に逢つてみても
少しも私の眼には新しいとも
ちがつた物体にも見えない
とほりすぎる猫の姿態を
すばやく眼にとめることがあつても
馬鹿ヅラをした人間の顔は
私の頭のどこにも印象されない
おそろしく珍らしいものの
なくなつた地球となつたものだ
道徳も古びて修理がきかず
愛するとはなんぞや――、
それは袂別を怖れることで精一杯だ
真理とは――、
それはおたがひが勝手に
ハンカチをそれにひたせば満足できる
十二色の染壺のやうなものだ、
インキ瓶とはなにか――、
それは硝子の器である、
そして詩とはなにか――、
詩とは鼻の落ちた人間のつくるものなら
呼吸するたびに心がふるへるものだらう
あゝ、馬よりも退屈な小説家
いたづらに鼻を鳴らす詩人、
真理を語り、道徳をとき、
交友を鼠算で殖やしつくる生活よ、
心熱ければアイスクリームをのみ
心ふるへれば外套を着る
一切が便利になつた
平凡を愛する世界の怖ろしい力よ、
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